2020年11月に放送された「林先生が驚く初耳学」において、芸人きつねの淡路さんがマッチングアプリに挑戦しました。
良い部分、参考にできる部分が数多くあったのですが、放送の内容をそのまま受け取ってしまうと、誤解されてしまう点や失敗してしまいそうな点もあったので、ハンデ婚活のプロとして解説しておきたいと思います。
今回の放送を見ていない方であっても、マッチングアプリ婚活のポイントごとに解説してありますので、マッチングアプリ婚活にトライしている方は、ぜひ読んで知っておいてください。
・マッチング婚活の注意点やポイントを知ることができる
・放送で解説不十分なところなどを、正しく認識できる
目次
マッチングアプリ婚活《芸人きつね 淡路編》状況
簡単にですが、きつね淡路さんの状況などについて見ておきましょう。
《きつね 淡路さんの現状》
- 恋愛に苦手意識
- 2年くらい彼女はいない
- 相方も認める「淡路が変わらないと恋愛は難しい」
- 積極性がない
- 自分に自信がない
- 1回付き合うと3~4年は続く
- 結婚を考えている
結構淡路さんと同じような境遇の方は多いのではないでしょうか。
このような方は、なかなか良さを伝えることは出来ないかもしれませんが、結婚するには良い男性であることが多いように感じます。
女性の皆さんは、見た目の良さや、アピールできる人だけに目を向けず、このような奥手の方にも目を向けると、思わぬところにベストパートナーがいるかもしれませんよ。
今回は、マッチングアプリ「ペアーズ」で婚活を行いました。
現状、総合的な評価と実績を考えると、「ペアーズ」を選択するのは必然だと思います。
きつねの淡路さんは、最終的に女医さんとカップルになることに成功しましたが、その過程でいくつもポイントとなることがありましたので、以下は、番組内で気になったポイントごとに解説や注意点をお伝えしていきます。
マッチングアプリ婚活実戦:プロフィールは箇条書きが良い?
番組内でもアドバイザーとして付いた方がおっしゃっていましたが、「男性が上手く行くためには女性以上にテクニックが必要」です。
ペアーズの登録男女比は「6:4」で男性が多いので、男性の方が大変ということもあるのですが、他にもいろいろと難しい要素があります。
また行動に関しても、男性の方が積極的であるため「いいね」が付く数にも大きく差がでます。
番組内では女性120に対して、男性は20程度と紹介されていました。
これは単純に登録比によるものだけではありません。
女性の場合は変な人に当たってしまうことへの怖さがあるため、あまり「いいね」をしない傾向があるのに対して、男性は積極的に「いいね」していることが原因であると考えられます。
結果、男性がマッチングするためには、「いいね」をした相手が見てくれるであろう「プロフィール」が重要となるわけです。
プロフィール作成のポイント1|写真の撮り方
番組内では、写真の例を出しながら、やってはいけない写真の撮り方などを紹介していました。
男性が一番やってはいけない撮り方:自撮り、決め顔、真顔
良いのは「自然体の笑顔」であると解説していましたが、これはまさにその通りだと思います。
男性の中には、正面を向いた自撮り写真をプロフィール写真にしている方がいますが、印象としては、あまり良い印象を与えられるものではないことを知っておきましょう。
プロフィール作成のポイント2|自己紹介文は箇条書き?
番組では、「自己紹介文は見やすく項目ごと」という点が強調されて紹介されていました。
理由としては、「見やすくする」ということだったのですが、この点に関してはうちの婚活塾としては、「正しい」とは言えないので解説を付け加えておきます。
そもそもですが、プロフィールに求められることは「見やすさ」ではありません。
見やすい方が良いのは当然なのですが、「その人の人となりが伝わること」に重点が置かれます。
なぜなら、マッチングアプリで異性を判断するのはプロフィールしかないからです。
異性は、プロフィールを判断基準として異性を選び、今後やり取りをするかどうかを決めているのです。
見やすさばかりに気を取られ、項目を区切ることによって、あなたの人となりを伝えることが疎かになるのであれば、選ばれる可能性が低くなるわけですから、正しいプロフィールの作り方とは言えないというわけです。
プロフィール作成のポイントがズレないようにご注意ください。
10ターン理論は誰でも使えるわけではない!
番組内では、デートまで持ち込む必勝法として「10ターン理論」なるものが紹介されていました。
《10ターン理論とは?》
やり取り10ターンでデートに誘え!というもの
10ターン理論というものが、今回のアドバイザーさん独自のものであるかは分かりませんが、この10ターン理論が誰でも有効な方法であるという勘違いはしないで欲しいと思いました。
きつねの淡路さんの場合は、芸人であるため、分類としては「イケメン」などと同じで、魅力がすぐに分かる、伝わるような位置づけの人です。
そのため、今回の10ターン理論を活用しても成功させることができるということを、正しく認識して欲しいのです。
魅力がなかなか伝わらないような人が、10ターン理論を信じて、焦って10回のやり取りでデートに持ち込もうとしてしまうと、かなりの高確率でデートに漕ぎつけることができません。
仮にデートは出来たとしても、最終的な目的である「恋人同士になる」のは、かなり難しくなることでしょう。
要は、魅力が簡単に伝わらない人が10ターン理論を使うと上手くいきにくいということなのです。
番組内では「メッセージはデートに誘うためのツール」と解説されていましたが、誰にとってもデートに誘うツールというわけではありません。人によるのです。
簡単に魅力が伝わる人であれば10ターンでも良いですが、魅力が伝わらない人ならば、伝わるまではメッセージで魅力を届け、相手があなたのことを魅力的であると感じてから初めて会うと良いのです。
その方が圧倒的に成功確率は上がります。
この点を勘違いしないようにしてください。
婚活では様々なことがプレッシャーに!
きつねの淡路さんの発言の中で、「真剣に恋人を探しているので」という言葉がありました。
実は、この言葉は諸刃の剣となるので注意です。
「真剣に恋人を探している」と言われると、「お友達から」という選択肢は選んではいけないような印象を与えてしまうのです。
「OK=恋人としての関係でなければいけない」と思わせるため、プレッシャーとなってしまうのです。
他にも状況によって、相手にプレッシャーを与える言葉というものはいくつもあります。
例えば、30代半ばの女性が「私どうしても子供が欲しいんです」という言葉を発したとしたら、男性はどう感じるでしょうか?
- 子供を産むまでには時間が限られるな
↓ - 付き合ったらすぐ結婚をすることになる
↓ - 相手が自分にとって良いかも分からないのに危険だな
↓ - ならば別の人を探した方がいいや
このような思考が働いてしまうのです。
それまでの印象が良かったとしても、意図していないプレッシャーがかかったことで、関係が終わることは普通に起こりえます。
何が相手にプレッシャーになるのかは、状況によって異なるので一概には言えないのですが、発言の内容には気を付けてやり取りを進めるようにしましょう。
気が付かないうちに、関係を終わりに導かないようにしてください。
良く分からない内容への返信の仕方
マッチングアプリのメッセージや、LINEのやり取りの中で、「どんな返信をしたら良いのか分からない」ということも、たまにあるかと思います。
実際、きつねの淡路さんと女医さんのやり取りの中でも、非常に返信に困るメッセージが届いたのです。
女医さんのメッセージの内容が気になる方は、上の動画を見て頂ければ分かりますので、気になる方はチェックしていただくとして、ここではポイントのみ押さえておくことにしましょう。
今回は、女医さんならではの視点でのメッセージだったのですが、明確に「こういうことが好き」ということが明示されていました。
メッセージのやり取りであっても、言葉でのやり取りであっても同じなのですが、相手が「好き」であることが分かる場合、例え返信が難しいとしても、スルーしてしまうのは大きなマイナスとなります。
スルーしてしまうと、相手はがっかりし、マッチングアプリではライバルも多いので選ばれる可能性が下がってしまいます。
好きなことやこだわりがあることに対してはスルーしてしまうのではなく、共感できることには強く共感する、理解しがたい部分であれば、興味を持って聞くような質問を投げかけるといった対応が無難であると言えるでしょう。
上手く質問することができれば、相手は気分よく話を始めてくれ、さらにちゃんと聴いてくれるあなたの印象はどんどん良くなっていき、カップルになれる確率が上がっていくことになるでしょう。
恋愛・婚活は1人だけで盛り上がると終わってしまう!
番組では、きつねの淡路さんが久しぶりの恋愛であったことと、女医さんの対応も非常に魅力的であったため、淡路さんがかなり盛り上がってしまう状態になりました。
今回の場合は、女医さん側も好意があり、かつ大人であったため上手くいきましたが、通常恋愛では、相手とのバランスが崩れれば崩れるほど、関係が壊れる方向に動くので注意しましょう。
もし自分が恋人に近い状態と思っていても、相手が友人と思っていたら、上手く行くはずありません。
こういう状況のときには、感情が高ぶっている側が相手に合わせるように気持ちを抑え、一緒に感情を高ぶらせるように持っていくことです。
バランスは、気持ちのバランスだけに限らず、いろいろな面に及びます。
メッセージのバランス、付き合ってからは、お金の負担のバランスや、家事のバランスなど、様々な面に及んでくるので注意が必要です。
恋愛において、「バランス」は最重要項目であるため、常にいろいろなところに気を配るようにしましょう。
奥手の男性に女性がすると良いリードのやり方
番組の最後で、きつねの淡路さんは女医さんに告白をすることになります。
しかし、冒頭でもお伝えしましたが、淡路さんは久しぶりの恋愛であり積極性もなく、自分に自信がない状態の男性なのです。
その反応を見て、女医さんは、かなり早い段階から会話などもリードし続けて、淡路さんが告白するところまで導くこととなります。
結果、いざ告白しようとすると、なかなか言葉にならないのです。
では、このとき奥手の男性が告白を辞めず、ちゃんと告白してくれるようになるには、どうしたら良いでしょうか。
奥手である男性が相手の場合で、自分も良いと思った場合「告白したら確実にOKもらえるだろう」というサイン出すことが大事なのです。
要するに奥手の男性は、断られる不安が勝ってしまっているため、言葉にすることができなくなっているので、その不安を払拭してあげることで、告白の背中を押してあげることができます。
ただ、告白に関しては、もし奥手の男性が告白で戸惑って時間がかかっている場合には、待ってあげることが大事です。
もし、男性がやめそうになってしまった場合には、「大丈夫だよ。あなたの正直な気持ちを聞かせて。」と声をかけるとよいでしょう。
マッチングアプリ婚活解説&注意点まとめ
今回の「林先生が驚く初耳学」のマッチングアプリ婚活で放送された部分だけでも、結構多くの注意すべきポイントがありました。
実際に自分自身でマッチングアプリ婚活を行うと、もっと多くのいろいろな場面に出くわすことになるはずです。
今回お伝えした例は、あくまでも起こる事例の一部だと思いますが、参考にできる部分は上手く活用して、婚活を成功させていってください。
マッチングアプリ婚活については、以下のページに記事がまとまっているので、そちらも参考にしてみてください。